『家づくりの仕事って、ほんとうにすばらしい。』
株式会社北澤工務店
代表取締役 北澤修
家づくりの仕事に携わるようになってから、早いもので23年が過ぎました。
バブル時代、レジャーランドと言われた大学を卒業し、父の営む北澤工務店に入社しました。
当初は『建築が好き』という感覚はあまりなく、『あと取りだから』という単純な思考でした。
成り行きの毎日を過ごしていましたので、なかなかうまくいきません。周囲からは『なにもセンム』と噂されました。
うまくいかないのは父親のやり方が悪いからだと責任転換をし、口論も絶えませんでした。
いわゆる『二代目ボンボン』そのものの私・・・
当時は『家』というモノしか見ていませんでした。
流行のローコスト住宅や新工法・新構造の商品ばかりに目がいっていました。
しかし、なにか燃えるものを感じない。ただやっているだけ。
自分が本当にやりたい仕事ではないのではないか・・・
様々な研修に通い、なんとかこの閉鎖感を打破しようとしました。
ある講師の先生のお話に、
『饅頭屋は饅頭を切っ先にして、社会を見、世界をみるんです。』という言葉がありました。
またある先生からは『どんな仕事にも必ず意味と価値がある』ということを学びました。
それらの学びを深めていくうちに、ふと、たいへん大きな気づきと出会いました。
それは『家づくりという仕事の背後にあるものとの出会い』でした。
家づくりは『お客様の家族の成長をずっとずっと見守りたい』という内側から湧き上がってくる
熱き欲求とも言えるものでした。あぁ、私が家づくりという仕事を通して実現したいものはこれなんだ!!と。
初めて私が新築工事を受注させていただいた河内町のT様。
初作ということで一所懸命頑張ったつもりでしたが、どうにもうまくいかない。散々ご迷惑をおかけしました。
後年、奥様とのやりとりでこんなことを話されたそうです。
『どうして北澤に?他社のほうがよかったんじゃない?』
『いやいや、おさむくんの若さにかけたんだよ』と。
当時7歳だった愛娘さんは27歳の素敵なレディとなり、先日は一緒に出雲大社巡りをさせていただきました。
築20年を経てT様ご家族と一段と親しくお付き合いさせていただいています。
父の時代にお世話になったS様。新築当時5歳だったまことさんは33年経って38歳になられました。
解体して新しいお家を建てる方が多いご時世にも関わらず、
家族の成長の歴史を刻んできたこのお家が大好きなんだと言われ、再生工事をさせていただくことになりました。
耐震工事を含め、ほぼ全てに手を加えることになりました。
お引渡し式の当日、それはなんとあの東日本大震災の日・・・。
近所では瓦の崩落や壁の亀裂が顕著であったにも関わらず、まことさんのお家は無傷でした。
お家が家族の期待に応えてくれたとしか思いようがありません。
私たちがつくったお家でお客様家族が様々なドラマを経て成長していく。
いのちが生まれ、いのちが終焉を迎える。その過程を見守らせていただく。
毎年秋にBBQ大会を行っているのも、毎年富士登山を行っているのも、
ゴルフコンペや知覧の旅の回を重ねているのも、全てここに帰結します。
家づくりという仕事の背後にあるものがはっきりと見えました。
それは『お客様家族の成長をずっとずっと見守りたい』という湧き立つ欲求です。
たまたま父の後を継いだ仕事だけれども、いま私の人生の上にどっかりと乗っかっている実感があります。
この『家づくりという仕事』をお客様と共に、職人と共に、社員と共に、さらに深めていきます。
会社名:株式会社 北澤工務店
代表取締役:北澤 修
加盟団体:(財)性能保障住宅登録機構
建設業許可:建設業許可茨城県知事(般-28)第22696号
不動産免許:宅地建物取引業者票
茨城県知事免許(6)第5344号
資本金:1000万円
設立:昭和48年
工事種目:木造による新築工事・増改築工事・古民家再生工事
取引銀行:筑波銀行・常陽銀行
本社住所:〒301-0855 茨城県龍ケ崎市藤ヶ丘7-1-7
本社電話番号:0297-60-1333
本社FAX番号:0297-60-1311
定休日:水曜日・第1木曜日
営業時間:午前8時半~午後17時半まで
昭和48年:
昭和48年:
昭和61年:
平成元年:
平成5年:
平成6年:
平成9年:
平成10年:
平成11年:
平成12年:
平成13年:
平成17年:
平成19年:
創業
現会長である北澤孝が北澤工務店の前身「共栄建設」を仲間とともに設立。
有限会社北澤工務店設立
設立者北澤孝は代表取締役となり棟梁も兼務。
北澤孝は、大工業を仲間に任せ営業に専念。
地緑知縁で100%工事を受注。化粧造りや、大型住宅が中心。
北澤孝の次男、北澤修(当時26歳)が後継者に決定する。大工見習として入社。
有限会社北澤工務店から株式会社北澤工務店へ社名変更。
北澤修は営業・現場管理に転換。
龍ケ崎ニュータウン藤ヶ丘に事務所設立。北澤修夫妻・事務員の3人でスタート。
「使うモデルハウス」のカタロ設立。
半田店は工務部として、大工職の作業所とし、事務処理は全て藤ヶ丘店で行う事になる。
北澤修は専務取締役に就任。
住宅研究会(業者さんの勉強会)の活発化。
北澤孝、取締役会長に就任。
北澤修、代表取締役社長に就任。
龍ケ崎ショッピングセンター「リブラ」にリフォームのお店「カタロリビングデスク」をオープン。
リブラに「株式会社北澤工務店 家づくりライブラリー」をオープン。
カタロ内に甘味Café空~くう~をオープン。
北澤工務店の経営理念(価値観の規準)は、『ほんものの家づくり』です。
ほんものの家づくりとは、家づくりを通して、関わる人(社員・職人・お客様)が
ほんものの人間になることを目指し、ほんものの素材・技術・サービスによってほんものの家をつくり、
世の中の公器としてほんものの社会貢献をしていく、という意味です。
『住宅』という技術的単品商品がより高度であることはもちろん、
お客様の切なる願いである『より豊かな家族の幸せ』を実現するために、
また、世の中の最小単位である家族を包む器をつくる責任者として、
混迷する世の中が少しでもよい方向になることに役立つことが、北澤工務店の存在する意味であり、価値です。
私たちは、事業活動を通じて『日本の工務店のリーダーになる』ことを目指します。
規模の大小ではなく、カリスマ企業でもなく、日本の工務店のあるべき理想形を
社員・職人・そしてお客様と共につくり上げます。