お知らせ
2020.06.26
あれから1年…
こんにちは。
先日、沖縄・九州に続き、関東も梅雨に入り雨の多い日が続くようになりました。
そんな時、現在工事中の古民家再生工事が、『ちょうど1年前の梅雨の時期に工事が始まったなぁ…』と思い出しました。
工事の進捗としては、間もなく大工さんの工事が完了して、内部の漆喰工事などの仕上工事に入っていきます。
今回は、そんな古民家再生工事の道のりを振り返っていきたいと思います。
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まずは、工事着手前に神主さんを呼んで、祈願しました。

工事の安全祈願も終わり、いよいよ解体工事が始まります。
長年かけて育った木々や、古くから建っている母屋や小屋を解体するのは痛々しいですが、
今まで代々お家の方を守ってきた事に感謝の意と、再生される古民家を最高の物にすると心に誓いました。

母屋の周りの木や小屋から解体していきます。


まわりの解体が終わり、母屋を解体していきます。
まずは、中のお掃除から(^^)

築100年以上のお家なので、屋根裏や色んな所からいろいろなものが出てきます(*_*)

片付けがだいぶ進み、中がさっぱりしてきました。

最後に屋根を解体していきます。


写真では分かりにくいかもしれませんが、小屋裏が長年のすすでまっくろになっています。
解体屋さんもすすで真っ黒になりながら解体してくれていて、頭が下がります。

母屋がとても痛々しい姿に...

このままでは、雨がかかるので、雨をしのげる様に屋根足場を組みました。
大工さんと私で作ったのですが、シートをはる途中に風にあおられて、体ごと持っていかれそうになる事数回。
不安定な屋根足場の上で踏ん張りがきかず、足を滑らせる事数回。...何度冷や汗をかいた事か(^^;


これにて、解体工事は完了です。
ちなみに、梁より上の小屋組みは屋根の形状を変えるので、部分的に切り落としています。
(写真では、丸太が切られて木の本来の肌色が見えていると思います。)
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解体工事が始まる前に、使えそうな建具や神棚などは、会社の倉庫に引き上げました。
どこに使えるか、工事しながら吟味していきます!

…この記事を作りながら途中で、『あっ、これ1回で書いてしまうボリュームではないな。』と気付きました(^^;
やっぱり1年以上工事していると色んなことがあります。なので、続きはまたの機会に!
続きは、基礎工事からですが、普通の基礎工事とは違うので、お楽しみに。
次回『礎石を活かした基礎工事と古民家に使う土台とは』
中島
