お知らせ

2022.03.06

サニタリールーム

サニタリールーム

  昨年から水回りリフォーム工事の御依頼を頂いておりました龍ケ崎市内のS様、

お選び頂いていた住設機器メーカーの海外工場が、ウイルス感染拡大の影響を受けて

商品入荷が大幅に遅れておりました。

先月商品入荷の目処が立ち、ようやく工事着手することが出来ました。

既存のトイレが0.75帖のサイズで、且つキャビネット付きの便器が設置してあり、

便器から立ち上がるとドアが目の前に迫る状態でした。

トイレ空間を広くしたいとのご要望を頂き、増築をするなどの御提案をさせて頂きましたが

コストが大きくなってしまうので、隣接する洗面脱衣室との間仕切壁を撤去してトイレと

洗面脱衣室が一室空間の「サニタリールーム」とする案を御採用いただきました。

完成したサニタリールーム

以前は、写真内の縦手摺が取り付けてある位置から右側にまっすぐ間仕切壁がありました。

間仕切壁を解体して下地を造り直し以前とは便器の向きを変えて、

今後万が一身体機能に変化があったときに備えて介助がし易くなるよう

便器横は広めのスペースを確保しました。

L型のしっかりした手摺も設置。

便器は、タンクがオーバル型でお洒落なTOTO製ピュアレストEXを御採用。

トイレと向かい合う形で、新しい洗面化粧台を設置。

こちらも収納力と清掃性、使いやすさが良いTOTO製サクア。

二室を一室に変更したため入口が二カ所になってしまう。(既存のトイレ入口)

廊下側の入口枠を撤去して壁を造り直しとなると、周辺の壁紙の貼替などが発生し

コスト増となってしまう・・・・。

いっそ既存入口の面影を残しつつ、絵画などが飾れる「ニッチ」にコンバージョンする

提案を御採用いただきました。

入口だった場所に下地を組み、無垢の杉羽目板と杉材のカウンターを取り付けて

「ニッチ」の完成。

中々良い感じに出来たのではないでしょうか!?お施主様には大好評でした。

左側にあるサニタリールーム入口は、ドアを撤去し出入りしやすい引戸に変更しています。

お家の中で起こりえる事故といえば「浴室」や「階段」を想像しますが、

意外とトイレの中で起こる事故も多いそうです。

冬場の室温の寒暖差や、力みによる血圧の急変などが原因との事。

もし家族の方がトイレの中で倒れてしまったら、狭いトイレ空間では救出するのも困難です。

実際にS様のお知り合いの方でも「トイレ内で倒れてしまい便器との間に挟まってしまって

大変だったみたい」というお話も伺いました。

加えて、以前よりS様は冬になるとトイレと脱衣場に電気ヒーターを置いて暖を取られていたそうで、

狭いトイレ空間の中に電気ヒーターは少し危険もありました。

一室空間にしたことにより安全に電気ヒーターが使えて、しかも1台設置で済むので

お喜びいただけました。

中々思い切った計画になりますが、トイレの狭さを解消したいとお悩みの方がおりましたら

「サニタリールーム」というのも一つの解決策になるかもしれません。

お家のことでお困り事などがございましたら、様々なご提案をさせていただきますので

是非ご連絡ください。

松葉

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