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2026.09.17

長雨による雨漏り

長雨による雨漏り

 

長雨・大雨から住まいを守るために

今年多かった雨漏りのお問い合わせと住宅の備え

今年は、長雨や大雨が続く時期が多く、例年とは少し違う天候に感じられた方も多いのではないでしょうか。

気象庁の発表でも、今年の夏は台風の上陸や線状降水帯などの大雨など、極端な気象が発生しています。

当社でも、今年は普段あまりお問い合わせのない「雨漏り」についてのご相談が多く寄せられています。

「今まで一度も雨漏りしたことがないのに、突然天井にシミができた」

「強い雨が降ったあとだけ、窓の周りが濡れている」

「以前は大丈夫だったのに、今年になって雨漏りするようになった」

このようなご相談です。

今回は、長雨や大雨が住宅に与える影響と、雨漏りを防ぐために普段からできる備えについてご紹介します。


なぜ、今まで雨漏りしなかった家で雨漏りが起こるの?

「今まで何年も雨漏りしたことがないから大丈夫」

そう思われる方も多いと思います。

しかし、住宅の雨漏りは、建物が急に壊れたことで発生するとは限りません。

普段の雨では問題がなかった小さな隙間や劣化部分に、強い雨・長時間の降雨・風を伴う雨などが加わることで、これまで表面化していなかった問題が現れることがあります。

例えば、

・屋根材のわずかなズレや劣化
・棟板金や屋根の取り合い部分
・外壁のひび割れ
・外壁材とサッシの取り合い
・シーリング材の劣化
・ベランダ・バルコニーの防水部分
・雨樋の詰まりや破損
・軒先や屋根と外壁が接する部分

などです。

特に雨が横から吹き込むような強風を伴った大雨では、通常とは違った方向から雨水が建物へ入り込むことがあります。


長雨は「建物を濡らす時間」が長くなる

雨漏りというと、「大量の雨が一気に入ってくる」というイメージがあるかもしれません。

しかし、住宅にとって注意したいのは、少しずつでも長時間にわたって雨水にさらされることです。

屋根や外壁、シーリング、防水層などは、雨や紫外線、温度変化などによって少しずつ劣化していきます。

普段の雨では問題がなくても、長時間の降雨によって水が集中したり、排水しきれない状態になったりすると、弱くなっている部分から雨水が侵入する可能性があります。

また、雨樋に落ち葉などが詰まっていると、屋根から流れてきた雨水が正常に排水されず、思わぬ場所から水があふれることもあります。


「天井にシミがある=そこから雨が入った」とは限りません

雨漏りで意外と多いのが、雨水が入った場所と、室内でシミができる場所が一致しないケースです。

屋根や外壁から侵入した雨水が、建物内部の構造材などを伝って移動し、実際に水が確認できる場所とは離れたところにシミができることがあります。

そのため、

「天井にシミがあるから、その真上の屋根が原因だろう」

と単純に判断することはできません。

雨漏りの原因を特定するには、屋根・外壁・サッシ・ベランダ・雨樋など、建物全体を確認する必要があります。


雨漏りを発見したら、まずは慌てずに

もし室内で雨漏りを発見した場合は、まず水が広がらないようにバケツなどで受け、床や家具への被害を抑えましょう。

照明器具やコンセント付近に水が入っている場合は、感電や漏電の危険がありますので、無理に触らないようにしてください。

また、屋根に上って自分で確認するのも危険です。

雨が降っている最中の屋根は非常に滑りやすく、転落事故につながる恐れがあります。

雨が上がった後も、屋根材が濡れている場合は無理に上らず、専門業者へ相談することをおすすめします。


大雨が降る前にできる住宅のチェック

雨漏りは、発生してから対応するだけでなく、普段からの点検によって予防できる場合があります。

特に大雨が増える時期には、次のような場所を確認してみてください。

① 雨樋

落ち葉やゴミが詰まっていないか、雨樋が外れていないか確認しましょう。

雨樋から水があふれている場合は、正常に排水できていない可能性があります。

② 屋根

屋根材のズレや割れ、棟板金などの浮きがないか確認します。

ただし、屋根に上るのは危険なので、地上から確認できる範囲で行いましょう。

③ 外壁

大きなひび割れやシーリングの劣化、外壁材の浮きなどがないか確認しましょう。

特にサッシ周りや外壁材の継ぎ目は、雨水の侵入経路になる可能性があります。

④ ベランダ・バルコニー

排水口に落ち葉やゴミが溜まっていないか確認してください。

排水口が詰まると、雨水が正常に流れなくなります。

⑤ 室内

天井や壁に新しいシミがないか、窓周りに水が入った跡がないか確認してみましょう。

「以前はなかったシミがある」という場合は、早めの点検がおすすめです。


雨漏りは「早めの対応」が大切です

雨漏りを発見すると、

「とりあえず様子を見よう」

と思ってしまうかもしれません。

しかし、雨漏りは見えている部分だけでなく、建物内部まで雨水が入り込んでいる可能性があります。

放置する期間が長くなると、下地材や断熱材、木材などに影響が及ぶこともあります。

「雨が降ったときだけ少し濡れる」

「天井に小さなシミができた」

「以前はなかった場所にカビが出てきた」

など、ちょっとした変化でも、気になる場合は早めに専門業者へ相談することをおすすめします。


災害に備えて、住宅の状態を確認しておきましょう

近年は、これまで経験したことのないような大雨や強風が発生することもあります。

住宅を守るためには、建物のメンテナンスだけでなく、災害が起こる前に備えておくことも大切です。

台風や大雨が予想される場合には、

・雨樋や排水口の確認
・庭やベランダの排水口の清掃
・飛ばされそうな物を屋内へ移動
・雨戸やシャッターの確認
・窓やサッシ周りの状態確認
・非常用品や懐中電灯の準備
・ハザードマップの確認

など、できることから準備しておきましょう。

また、自治体の防災情報や気象情報をこまめに確認し、危険が迫っている場合は無理に屋外へ出ないことも大切です。


地域の住まいを長く守るために

私たち北澤工務店は、地域の工務店として、新築工事だけでなく、これまで建てさせていただいたお客様のお住まいのメンテナンスや修繕にも対応しています。

今年は特に雨漏りに関するお問い合わせが多く、

「普段は何ともなかったのに、今回の大雨で初めて雨漏りした」

というご相談も増えています。

長年住んでいるお住まいほど、屋根・外壁・シーリング・防水・雨樋など、少しずつメンテナンスが必要になってきます。

大雨の後に、

「いつもと違うところがある」

と感じたら、まずは一度ご相談ください。

大きな修繕になる前に、早めに状態を確認しておくことが、住まいを長く大切に使うためのポイントです。

これからも地域の工務店として、皆様のお住まいを長く安心して使っていただけるよう、日々のメンテナンスや住宅に関する情報を発信してまいります。

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